日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

いよいよ2019年3月より『FRESCOBALL Champion Race 2019』が開幕いたしますが、2019年の公式ルール、及び、JFBAランキングポイントを発表させて頂きます。

これまでJFBAでは、日本国内の競技人口や技術レベルを考慮し、日本国内にあったルールを独自で採用してまいりました。一方で、昨年12月のブラジル選手権では、男子、女子、男女混合の各カテゴリで表彰台、入賞の結果を収めることが出来ました。JFBAでは、こうした結果などを通し、熟慮をした結果、本年はより国際ルールに近い形に変更したいと思っております。

2019年のルールは昨年までのルールと異なる部分が多いので選手、関係者の皆様はご理解のほど宜しくお願いいたします。

2019年JFBA公式ルール(昨年ルールとの変更点)

  • 7m未満の連続したプレイには減点性を採用(判断基準の強化)
  • 落球ポイントは、落球回数による減点方式ではなく、加点方式に変更
  • 落球回数が30回に達すると試合は強制終了
  • アタックとディフェンスの攻守交替に対してアタックインプレッションポイントを新設
  • テクニカルポイント(旧称ボーナスポイント)の回数に上限を設定。
  • テクニカルポイント対象として、ダイビングを廃止、バックアタックを新設。



【基本ルール】
選手間の距離
選手同士は7m以上離れてプレイしなければいけない。
7m未満で連続したプレイをしている場合、JFBA審判より注意を行う。
 
※注意を受けたにも関わらず7m未満でのプレイを繰り返すと、減点を行う。
減点内容については評価基準のラリー項目を参照。
 
競技時間
5分間のランニングタイムで行う。
 
試合前のウォーミングアップ
試合前に、最大1分間のウォーミングアップをコート内で行うことが出来る。
試合中の休憩
試合中に1回のみ、60秒間の休憩を任意のタイミングで取ることが出来る。なおこのタイミングでのみ、アタック回数を審判へと聞くことができる。
※休憩中、時計は止まる。
競技の開始、終了
競技開始:審判の合図の後、競技は開始となる。
競技終了:5分の競技後に、審判の合図と共に、競技は終了となる。
ラリーの終了
以下の場合にラリーが終了したとみなされる。
– ボールが地面についたとき
– ボールが選手・観客・審判の身体に触れた時 
※手に当たりボールが返球された場合、審判の判断でラリーを止めることもあります
– ボールが障害物(テント、ネット、椅子etc)に当たったとき
– 試合時間が終了したとき
使用ボール
Pro Penn Pinkボール
pennpinkcan_480x480

大会公式ボールの購入はこちら。
http://store.frescoball.org/items/16082750

競技開始時のボール保持について
競技開始時に、保有できるボールは各ペアにつき1球のみである

ボール配給とボール拾いについて
競技ペアの順番より、8ペア後のペアがボール配給&ボール拾いを担当する
※例:競技順番1番がプレーする場合→9番目のペアがボール配給&ボール拾いを担当する

ボール配給者の位置について
各ペアに応じて、移動させることができる

服装

上・下:自由な服装
是非ペアでオシャレをして大会に挑んでください!

表彰対象
– 男子ペア:1位・2位・3位
– 女子ペア:1位・2位
– 男女混合ペア:1位

– ファッション賞


【評価基準】
JFBA審判が3つの項目を評価し、採点する。
その際の評価項目は以下である。
1. ラリー項目
2. アタック項目
3. ボーナス項目

1. ラリー項目

1-1:ラリーポイント
合計打数と落球回数を計測し、下記式にて算出します。
・ラリー点=総打数 ×1点
※7m未満でのラリーに関して
1回目の注意は警告(減点なし)、2回目以降1回の警告に対して10点ずつの減点ずつ減点される。
1-2:落球ポイント
落球ポイントは、最大150点を持ち点として、その落球数に応じて以下のポイントが加算されます。
また、落球回数が20回以降は獲得ポイント「0」ポイントとなり、落球回数が30回なると、残り時間があったとしても、その時点で試合は強制終了となります。

FRESCO2019_RULE

2. アタック項目

アタックポイントとアタックバランスポイントを合算し、アタック項目の点数とする。アタックポイントは、以下の定義によりJFBA公式審判団の採点によりそれぞれの選手に対してアタック数をカウントして採点を行います。
※アタックの定義:
①腕を振り抜き、しっかりとフォロースルーがある打球
②打ち返した打球が、前の打球よりも速度がある打球
この2点を満たすものを、アタックと定義する。
 

2-1:アタックポイント

・アタック数×2点
2-2:アタックバランスポイント
ペア内におけるアタック回数の差を、下記式にて算出
・アタックバランスポイント=(アタック数の少ない選手÷アタック数の多い選手)×(ペアの総アタック数÷2)+アタックインプレッションポイント(新設)
※小数点は切り捨て

アタックインプレッションポイント
アタックインプレッションポイントは、フレスコボールの醍醐味の1つでもあるアタック&ディフェンスの攻守交代を促進するために新設されたポイントです。JFBAの各公式審判員による印象点を5段階で評価し、その平均値を元にアタックバランスポイントに加点(最大20点)致します。

(例)
A選手のアタック数:100回
B選手のアタック数:50回
アタックインプレッションポイント:16点

アタックバランスポイント=(50 / 100)×(150 / 2)=37.5点+16点=53.5点
⇒このペアのアタックバランスポイントは、53点

3. テクニカル項目
JFBA審判が各ペアを以下の評価基準にて評価。
各項目ともに1試合の最大回数が決められており、その回数限度までテクニカルポイントが加点される。
3-1:テクニカルポイント(各選手最大70点、ペア最大140点)
・バックアタック:1試合 最大15回 15×3点=45点
・股抜きショット:1試合 最大2回 2×5点=10点
・背面ショット:1試合 最大3回 3×5点=15点
※テクニカルポイント対象要素定義
・バックアタック:
通常のフォアハンドとは逆側でアタックを打つ技術
ラケットをしっかりと振り切り、相手からくるボールより強い打球を返す必要があり、
相手もラリーを続けることが出来て初めて成立する。
・股抜きショット:
ボールを股の間を抜いて打つ技術
・背面ショット:
打点を背面で打つ技術

【JFBAランキングポイント2019】
2019年度のJFBAランキングは、8月に開催されるジャパンオープンとその他の(A)ランク大会のうち2大会の大会結果で得られるJFBAランキングポイントを合算して決定されます。
3回開催される(A)ランク大会全てに出場した選手は、そのうちJFBAランキングポイントが高い2大会が合算値として採用され計算されます。

また、ブラジル選手権を含む海外大会への派遣される日本代表選手は、2019年度のJFBAランキングを元に、JFBAの公平な選考により決定され9月(予定)に発表されます。

JFBAランキング2019

以上が2019年度の概要となります。
皆さんの素晴らしいプレイを見れるのを楽しみにしております。

それでは!Ate logo!!