日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

2022年も終わりを迎えようとしている12月。

今年も競技レベル、普及、どの観点から見ても右肩上がりの1年となったことは一重にフレスコボーラーの皆様の努力、競技愛、そして活躍のおかげであると認識しています。

本当にありがとうございました。

今年の大会運営、そして競技レベルの実状を鑑み、2023年もルールや運営方針をアップデートしたいと考え、その内容をまとめましたので本ブログにて発表いたします。

なおルール説明会を以下の通り、開催いたします。説明会の動画は、後日JFBA公式YouTubeチャンネルにもアップ予定です。

〈JFBA 2023年度 ルール説明会〉

日時:2022年12月17日(土)20時〜@Zoom(https://us02web.zoom.us/j/87165687477?pwd=elVMbjFvODQyajNibXpuUHRKNEt2Zz09

内容:事務局長の厚地より、参加された皆さまへ競技ルールや年間ツアーの運営方針をご説明いたします。

◆競技ルールについて

〈主要点〉

インプレッションポイントのみ 採点方法を変更(5段階評価⇒10段階評価)

②その他競技ルールは2022年度のものを継続

〈詳細〉

2022年度における各インプレッション項目は、「各審判5段階評価×5pt」としていましたが、競技レベルの向上を受け、より評価を細分化し、差別化を図ることを目的に、以下の通りのルール変更を決定いたしました。インプレッション点の総量に変更はありません。

①アタックインプレッション

《評価軸》

・アタックのダイナミックさ、力強さ、スピードなど

《採点方法》

審判4名の1〜10段階評価×2.5pt(最大100pt)

※小数点切り上げ

②テクニカルインプレッション

《評価軸》

・攻守のスイッチの美しさ、スムーズさ、タイミング、頻度など

・自然なラリーの中で生まれるテクニカルなプレイ(例:バックアタック、股抜き、背面打ち、ディフェンスのファインプレイなど)

・ラリーの安定感

《採点方法》

審判4名の1〜10段階評価×2.5pt(最大100pt)

※小数点切り上げ

他の競技ルールについては変更はございません。詳しくは、以下のルールブックをご参照ください。

【公式】フレスコボールルールブック

なお各大会の「ベストラリー賞」選出基準に関して、「そのペアにおける“ベストラリー”を発揮し、観る者に感動を与えたと評価されるラリー」を評価いたします。


◆シーズン運営方針ならびに日本代表選考基準について

〈主要点〉

①「1st.ラウンド(第1戦〜第6戦)」と「ファイナルラウンド(第7戦)」による『2ラウンド制』を導入

②年間ランキングは、男子・女子・ミックス部門ともにペア単位で算出

③日本代表選考基準に、ジャパンオープン・トップDiv.出場資格があることを追加

〈詳細〉

◆『2ラウンド制』の導入について

第1戦〜第6戦の「1st.ラウンド」による結果で、「ファイナルラウンド(ジャパンオープン)」の出場ディビジョン(以下、Div.)が決定する『2ラウンド制』を導入します。

ジャパンオープンで「出場Div.」を分けるのは、トップ選手以外にも表彰機会を広げることで、国内における「競技力」ならびに「選手モチベーション」の向上を図ることが狙いです。

[1st.ラウンド]

①2月:九州沖縄ステージ/フレスコボールオキナワカップ2023

②4月:中四国ステージ/岡山大会(仮称)

③5月:東京ステージ/JBG®︎Festival フレスコボールオダイバカップ2023

④7月:東北ステージ/岩手大会(仮称)

⑤8月:湘南ステージ/フレスコボールショウナンカップ-平塚-2023

⑥9月:関西ステージ/兵庫大会(仮称)

[ファイナルラウンド]

⑦10月:関東ステージ/JBG®︎Festival CHIBA フレスコボールジャパンオープン2023

└出場部門を2つに分けて運営(トップDiv./セカンドDiv.)

「トップ・ディビジョン(TOP Div.)」出場資格

[男子・女子]

1st.ラウンド全6大会終了後の、同一ペアの「上位2大会分」の得点の合算で算出されたランキングを参照し、その時点での上位15組が出場資格を持ちます。

[ミックス]

1st.ラウンド全6大会終了後の「最高得点1大会分」の得点で算出されたランキングを参照し、その時点での上位20組が出場資格を持ちます。

「セカンド・ディビジョン(2nd Div.)」出場資格

トップ・ディビジョンにエントリーした選手以外の、すべての選手がエントリー可能な部門です。

トップ・ディビジョンとの重複エントリーは認められません。

〈備考〉

※参照する年間ランキングは、選手の重複、同一得点を含みます。

※2ラウンド制の導入にあたり、年間ランキングには1st.ラウンドにおいて同一ペアで2大会以上出場している記録が反映されます。

※ランキング内で選手が重複する組み合わせがある場合、いずれかの組み合わせで、トップDiv.にエントリー可能です。

▼例(男子カテゴリの場合)

上位ランキング内に、以下のような重複する組み合わせが存在し、

〈1位〉A選手+B選手

〈6位〉A選手+C選手

「A選手+B選手」のペアがトップDiv.にエントリーする場合、

上位ランキング内に、以下の組み合わせがなければ、C選手はトップDiv.にエントリーは不可となります。

〈〜15位〉C選手+D選手(A・B以外)

◆年間ランキング算出方法について

年間ランキングは、男子・女子・ミックスすべてのカテゴリで、ペア単位で算出します。参照する大会は、以下の通りです。

・男子/女子の年間ランキングは、以下の「計3大会」の得点で算出

1st.ラウンド上位2大会分の得点の合算+ファイナルラウンドの得点

・ミックスの年間ランキングは、以下の「計2大会」の得点で算出します。

1st.ラウンド最高得点1大会分+ファイナルラウンドの得点

◆日本代表選出について

2023年日本代表は以下の評価順で、男子・女子・ミックスそれぞれ3組、最大計9組を日本代表として選出いたします。

1)「ジャパンオープン」トップDiv.優勝ペア1組

2)「ジャパンオープン」トップDiv.優勝ペアを除く、年間ランキング上位2組(ただしジャパンオープン・トップDiv.出場を条件とする。)

〈詳細〉

2023年も、国内シーズン終了後に行われるブラジル選手権もしくは日本国外で行われる世界大会へ、日本代表選手を派遣する予定です(国内外のあらゆる情勢を考慮した上で参加大会を決定)。

JFBAでは、その大会に最も近い国内最終戦であるジャパンオープン・トップDiv.優勝ペアが、短期決戦での強さを持ち、また一年間の積み上げや成長の結果をアウトプット、パフォーマンス出来るペアであると考え、最大評価して日本代表に選出することとしています。

次いで評価するのが、ジャパンオープン・トップDiv.優勝ペアを除く年間ランキング上位2組(ただしジャパンオープントップDiv.出場が条件)。一年間の積み上げや成長に基づいた十分な結果であると考え、次点に選出いたします。

諸事情により海外派遣が難しい選手が出た場合でも、年間ランキング下位選手からの「繰り上げ選出」はありません。なお海外派遣が伴わない場合でも、上記の選考基準を満たした選手は「日本代表選手」として活動することが認められます。

以下では、ランキング最終結果で同順位となった場合のパターン別選出方法を記載します。

・ジャパンオープントップDiv.優勝ペアを除く、年間ランキング上位1番目が同一得点で3組以上存在する場合

・ジャパンオープントップDiv.優勝ペアを除く、年間ランキング上位2番目が同一得点で2組以上存在する場合

上記のような場合は、以下の順で成績を参照し2組を選出します。

①ファイナルラウンドでの得点が高い順

②1st.ラウンドの最高得点が高い順

③1st.ラウンドの平均得点が高い順

④1st.ラウンドの出場大会の多い順

⑤1st.ラウンドにおける1試合あたりの最高総打得点の高い順

上記の規定に基づき、選出される日本代表ペアは最大9組となります。


その他、大会運営について

◆出場日指定について

出場組数の増加に伴い、2023年度から「出場」指定は受け入れないものとします。

※「出場時間」のご都合は、やむを得ない理由であると判断した場合にのみ検討いたします。その判断基準については、都度検討いたしますので、まずは理由を添えて各大会のエントリーフォームよりご相談ください。

 

◆出場順の組み方について

・「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2023」第3大会目まで

前年のランキングポイントを参照して、男子・女子・ミックスともにペア合算ポイントの昇順

・「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2023」第4大会目以降

同年のランキングポイントを参照して、男子・女子・ミックスともにペア合算ポイントの昇順

※前述のように出場時間の指定が認められた場合には、例外的に出場順が入れ替わることがございます。

※第4戦以降の「ペア合算ポイント」=「ペアとしての保持ポイント」と同義(2023年7月5日追記)

 

◆SNS速報について

・基本的に、各ペアが競技を終えた直後に速報値をTwitterにて公開

・審議の対象となる項目がある場合には、動画検証を行うまでその数値を発表はしない

・速報項目として「落球数」を追加

 

◆各大会エントリー案内の順番について

各大会のエントリーのご案内を、2023年度は以下の通りとします。

〈1st.ラウンド(第1戦〜第6戦)〉

①賛助会員「CLUB FRESCOBALL STYLE」アスリート会員エントリー

②一般エントリー

※1st.ラウンドは、特に満枠後の追加案内が難しい状況になってきています。

※優先エントリーをご希望されるペアは、賛助会員制度「CLUB FRESCOBALL STYLE」への入会をぜひご検討ください。

〈ファイナルラウンド(第7戦)〉

①賛助会員「CLUB FRESCOBALL STYLE」アスリート会員エントリー

②「トップDiv.」エントリー

③「セカンドDiv.」エントリー

※「CLUB FRESCOBALL STYLE」アスリート会員には、別途特典をご用意する予定です。ジャパンオープンのみ、2コート開催の工夫などによって出場可能組数の大幅増が見込め、優先エントリーの必要性が限られるためです。


以上となります。

上記に関して、ご質問やお問い合わせは、contact@frescoball.org宛にメールにてお問い合わせいただきますようお願いいたします。

JFBAスタッフ個人へのLINE等での質問や問い合わせでは、表現の違い等で齟齬が生まれてしまう可能性を否定できません。

JFBAとして正式に回答させていただきたい為、必ずcontact@frescoball.org宛にご連絡くださいますようお願いいたします。