大変遅くなり申し訳ございません。
ここでフレスコボールヨコハマカップ2020の入賞者のご紹介をさせていただきたいと思います。
コロナ禍中に何とか開催に漕ぎ着けた本大会。
さらには当日荒天の中、辛うじて出場全組にプレイしていただくことが出来た何とも不安定な大会ではありました。
しかし内容と言えばそうではなく、昨年までと比較してもプレイレベルの上昇は観た者すべてが感じたことだったのではないでしょうか。
非常にハイレベルな戦いの中、表彰に至った全組を改めてご紹介いたします。
▼ファッション賞
久野雅実(ZFC)× 柳田亜細亜(ZFC)ペア
女子やミックスペアがこれまで多かったファッション賞で、今回はいぶし銀な男子ペアが受賞。
本写真ではすでに雨に濡れ着替えた後ですが、大人が纏う派手さ=渋さが光る素敵なファッションで満場一致の選出。
ZFC男子ペアの受賞となりました。おめでとうございました。
これからも漢、雄のフェロモン全開でフレスコボールを彩っていただけたらと思います。
▼ミックスカテゴリ
第3位
外山祐次(ZFC)× 小澤彩香ペア
互いに長い四肢を活かしたラリーが印象的だったこのペア。アタック数が若干及ばず上位ペアとの差はついてしまいましたが、落球数はミックス全ペアで唯一の1桁台。惜しくも3位でしたが、レベルの高いプレイを魅せてくれました。
このペアが3位という時点で、本大会のレベルの高さが窺えると思います。3位入賞おめでとうございました。
第2位
五十嵐恭雄 × 岡井花子(RFBC)ペア
男子・女子No.1ワイルドスタイルプレイヤーとも言えるこの2名のペア。
ミックスペア中最多の総打数・アタック数をマークしていることからそのラリーのスピード感が分かるかと思います。
まさにブラジルスタイル。
落球数が1位との明暗を分けたか…しかし東京⇔沖縄の遠距離ペアながらこの成績は称賛すべきでしょう。
第2位、おめでとうございました。
第1位
芝卓史(FBF)× 芝有沙(FBF)ペア
日本フレスコボール界現役最ストイシズムを持つ夫と、フレスコボール初期からトッププレイヤーとして協会運営にも尽力していただいた経歴のある妻からなる夫婦ペア。芝有沙選手はブランク明けの久々の公式戦ながら超ハイレベルなプレイを連発。
そして妻の実力への全面的な信頼が見える芝卓史選手の強打。それを難なく返す有沙選手。とても印象的だったのは有沙選手の笑顔でした。
このラリーは圧巻でした。
勝負の明暗を分けたのは、テクニカルアタック項目を網羅していたという点。
隙のない完全勝利と言えるでしょう。本当におめでとうございます。
▼女子カテゴリ
第3位
山本理佳(ZFC)× 山口桃子(ZFC)ペア
落球に苦しんだものの、アタック数は女子全ペアの中でトップ。
バックアタックが取れていれば落球分をフォローし得点を伸ばすことができたか…
しかしそれでも女子カテゴリレベルのボトムアップを体感することができました。
さらなる上を目指していただきたいと思います。おめでとうございました。
第2位
塩崎未英 × 岡井花子(RFBC)ペア
昨年の年間ランキング第3位、日本代表としてブラジルを戦ったこのペアは今年も健在。
総打数女子トップながらこちらも落球に苦しむ展開となりました。
悔しさ残る試合だったかとは思いますが、それでもこのペアの持ち味は十二分に発揮できていたのではないかと思います。
直球、情熱型ラリーに心踊りました。入賞おめでとうございました。
第1位
五十嵐道代(ZFC)× 馬場美樹(ZFC)ペア
コールと共に現場で大歓声が起きたこのペア。初の優勝ということがその理由だとは思いますが、内容を見てみれば勝利は必然と言ったものでした。
落球も抑え、総打数もアタック数もきちんと取り、さらにはバックアタックもきっちり取れていたバランスの良い丁寧なプレイが勝因と言っていいでしょう。
この優勝が女子カテゴリに風穴を開けることになるか。
さらなる飛躍に期待しております。本当におめでとうございました。
▼男子カテゴリ
第3位
外山祐次(ZFC)× 新城悠也 ペア
かつてこの内容であれば優勝もあり得たであろうラリーを魅せてくれたこのペア。
落球も少なくバランス良い加点で丁寧さが光る内容でしたが、唯一股抜き・背面のテクニカルアタックを取ることができなかったのが一歩及ばずの理由か…
このレベルで3位という現実をこちら側に、日本フレスコボールの進化を教えてくれたラリーでした。
今後のリベンジに期待しています。3位入賞おめでとうございました。
第2位
松浦孝宣 × 長田凉 ペア
一言「超最速ラリー」。国内でこのスピード感を見ることができるとは。しかも落球は1桁台。
ラリースピードが圧倒的だったことを証明する総打数・アタック数共に全体トップ。
このラリーを支えたのは二人のディフェンス能力だと思います。
与えられた時間内を打つことに特化することで挑んだ二人でしたが、1位との差は背面・股抜きの項目だったか…
しかし観る者すべてに衝撃を与えたこのラリーは最高でした。2位入賞おめでとうございます。
第1位
芝卓史(FBF)× 岸田直也(GVK)ペア
上手いという次元ではないプレイ。一言「強い」。
当然優勝しているのだから各項目の数字が順位をつけているのですが、このペアのラリーはそういった定量的なもの以外に視覚に聴覚に訴えかけてくる何かがありました。
集計するまで結果は分からないのが採点競技ですが、終了と同時に認めざるを得ない強さ。
しかし数字もちゃんと見れば、落球は大会最少の5。さらにはテクニカルアタック項目を上限までフルコンプリートした唯一のペア。
テクニカルアタック項目の意味とはオーディエンスへのテクニックアピール。
ラリーの先を見据えた視座がもたらした勝利だと思います。圧巻でした。
本当におめでとうございます。
以上となります。
コロナ禍中で、なかなか満足行く運営・進行を行えず一言力不足により愛好者の皆様にはご迷惑をおかけしております。
今後については、まずビオレUVアスリズムフレスコボールジャパンオープン2020の開催について近日中に発表させていただきます。
またその後のスケジュールについても順を追ってお伝えいたしますので今しばらくお待ちくださいませ。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。