コミュニケーションデザインスポーツ”フレスコボール”の国内での普及活動を行っている、一般社団法人日本フレスコボール協会(以下、JFBA、代表理事 窪島剣璽)は、10月22-23日に開催された「JAPAN BEACH GAMES® Festival千葉フレスコボールジャパンオープン2022」を経て、全14名の日本代表内定選手を選出したことを発表いたします。
今年2月に沖縄で開幕した「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2022」。その後、神奈川(湘南)・東京(お台場)・香川(観音寺)・岩手(陸前高田)・兵庫(明石)での公式戦を重ね、10月22-23日に最終戦『JAPAN BEACH GAMES® Festival千葉フレスコボールジャパンオープン2022』(千葉市いなげの浜)を迎えました。
今年度の日本代表選考基準は、「①フレスコボールジャパンオープン2022各カテゴリ優勝ペア」と「②フレスコボールジャパンオープン2022各カテゴリ優勝ペアを除く、各カテゴリ年間ランキング上位4名2組」で、このたび3カテゴリで計9組のペアが選出されました。
日本代表に選出された全14名は、12月10-11日にフレスコボールの本場・ブラジルで開催される最高峰の大会「ブラジル選手権」に派遣。日本代表選手をブラジルに派遣するのは、3年ぶりのこととなります。
〈2022年度フレスコボール日本代表内定選手〉
■男子ペア①
岸田直也(フレスコボール関西Grêmio VENTO)
山下祥(フレスコボール関西Grêmio VENTO) ※日本代表初選出
年間総合ポイント:5237点 *ジャパンオープン2022男子カテゴリ優勝
奈良出身の岸田選手と、長崎出身の山下選手によるペア。2022シーズンに3年ぶりにペア結成。岸田選手の正確無比なアタック&ディフェンスと、山下選手の唯一無二のクイックスマッシュヒットスタイルで、落球の少ない安定したラリーが持ち味。岸田選手は「アテネオープン2022」や「ブラジル選手権2019」など海外経験も豊富で、好成績にも期待。『JBG®F千葉フレスコボールジャパンオープン2022』で優勝を決め、日本代表に内定しました。
■男子ペア②
外山祐次(逗子フレスコボールクラブ)
松浦孝宣(Fun Lovin’ Carioca)
年間総合ポイント:5308点
共に愛知出身の二人で、2022シーズンにペア結成。互いにコンパクトなフォームから小気味よくラリーを連発し、プレースタイル・性格・信頼関係など、良いラリーを引き出すための条件がすべてシンクロ。多くの選手が憧れる『高速ラリー』のスタイルを貫き、7大会中4大会で優勝の圧倒的な成績で「2022年間最優秀ペア」に。本場ブラジルに根付くアグレッシブなラリースタイルに近く、入賞に期待が高まります。年間総合得点トップで、日本代表に内定です。
■男子ペア③
新城悠也
古川元樹 ※日本代表初選出
年間総合ポイント:5182点
千葉出身の新城選手と、北海道出身の古川選手による二人で、2022シーズンにペア結成。古川選手は大会出場2年未満のニュースターで、2022年新人賞にも選出。古川選手を引っ張り、日本代表に導いたのが、ブラジル選手権で入賞経験もある新城選手。互いに落球数が少なく再現性の高いラリーが持ち味で、オオクラカップでは、落球4で総合優勝。このほか複数大会で安定した成績を残し、ブラジル選手権でもその安定感に期待。年間総合得点でトップ3に入り、日本代表に内定です。
■女子ペア①
青木沙耶香(湘南鵠沼フレスコボールクラブ)
落合真彩(湘南鵠沼フレスコボールクラブ)
年間総合ポイント:4854点 *ジャパンオープン2022女子カテゴリ優勝
東京出身の青木選手と、神奈川出身の落合選手による二人で、2021シーズンにペア結成。落合選手は、2013年に始まった日本フレスコボール界の黎明期を支え、常にトップ選手としてひた走る一人。一方の青木選手は、2019年に鮮烈なデビューを飾り、翌年には日本代表になったスーパールーキー。ストロングスタイルのアタックが魅力で、ブラジル選手権でも主役として輝けること必至。年間総合得点で2位に入り、同ペアで二年連続となる日本代表内定です。
■女子ペア②
風味千賀子(フレスコボール関西Grêmio VENTO)
宮山有紀(フレスコボール関西Grêmio VENTO)
年間総合ポイント:4896点
奈良出身の風味選手と、大阪出身の宮山選手による二人で、2019年から前人未踏の4シーズン目となるペア。ブラジル選手権2019にて14組中11位という結果に終わった雪辱から、鍛錬を重ねた3年間。持ち前のしなやかさに、強さが加わり、シーズンごとに成長してきた二人でした。日本代表選出は通過点で、ブラジル選手権で勝つという二人の闘志が、3年ぶりに海を渡ります。2022シーズンは7大会中3大会で優勝を果たし、年間総合得点トップで日本代表に内定です。
■女子ペア③
山口桃子(逗子フレスコボールクラブ) ※日本代表初選出
大和地未沙子(逗子フレスコボールクラブ) ※日本代表初選出
年間総合ポイント:4549点
千葉出身の山口選手と、東京出身の大和地選手による二人で、2021年からペア結成。日本フレスコボール界の黎明期を支えてきた逗子フレスコボールクラブのシンボル的な二人で、周囲とともに切磋琢磨。小柄ながらも、二人から繰り広げられるアタックの強烈さは国内随一で、ラリーの完成度も常に一級品。逗子が生んだニュースターが、ブラジル選手権に新しい風を吹き込みます。年間総合得点で3位に入り、熾烈な女子日本代表争いの最後の座をつかみ取り、日本代表に内定です。
■ミックスペア①
外山祐次(逗子フレスコボールクラブ)
落合真彩(湘南鵠沼フレスコボールクラブ)
年間総合ポイント:1914点 *ジャパンオープン2022ミックスカテゴリ優勝
愛知出身の外山選手と、神奈川出身の落合選手によるペア。ラリーのブレ・落球が極めて少なく、寸分の狂いもない高速ラリーが二人の最大の武器。ジャパンオープンという最後の大一番で、歴代最高得点「1914点」をたたき出し、その技術力と精神力は、折り紙付き。日本フレスコボール界の最高到達点を、ブラジルひいては世界へ発信するための筆頭ペアです。年間総合得点トップで、日本代表の座をつかみ取りました。
■ミックスペア②
岸田直也(フレスコボール関西Grêmio VENTO)
宮山有紀(フレスコボール関西Grêmio VENTO)
年間総合ポイント:1839点
奈良出身の岸田選手と、大阪出身の宮山選手によるペア。それぞれが国内男子・女子のトップをひた走り、磨き上げられた「個」と「個」の化学反応を起こし、リクゼンタカタカップで圧倒的な実力で優勝。記録した1839点は、ジャパンオープン前までどのペアにも破られることはありませんでした。岸田選手の緻密なプレーが、宮山選手のダイナミックなプレーを引き立て、ブラジル選手権でも上位争いに食い込むことに期待。年間総合得点2位で、日本代表選手に内定です。
■ミックスペア③
五十嵐恭雄
岡井花子(琉球フレスコボールクラブ)
年間総合ポイント:1667点
新潟県出身の五十嵐選手と、千葉県出身の岡井選手によるペア。互いにブラジル選手権出場やブラジル単身修行の経験を持ち、本場のエネルギッシュなラリースタイルを日本でも体現し続けた両選手。逸れた球もアタックで打ち返し、魂と魂がぶつかり合うラリーは、ブラジルでも広く愛されることでしょう。二人が信じてきたラリーを今一度確かめるためにブラジルへ。年間総合得点にて、上位3組目(同一選手の重複を除く)として日本代表に内定です。
■“コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。
フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。
協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、2022年10月現在、日本全国で22のJFBA公認地域クラブと1の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通した地域コミュニティが形成されています。
日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年までに日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。
■お問い合わせ
一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA)
TEL: 03-6304-3295
公式HP:http://www.frescoball.org/overview
e-mail:contact@frescoball.org