日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

来年2022年の諸々について、決定した内容を本ブログで発表いたします。

 

まずはじめに、これまで年間通した公式戦〜日本代表選手選出までの一連の計画を

FRESCOBALL Champion Raceと呼称していましたが、2022年度からは

FRESCOBALL JAPAN TOUR(フレスコボールジャパンツアー)

という名称に変更いたします。

 

FRESCOBALL JAPAN TOUR 2022は以下の内容で運営いたします。

 

2022年度ルール

公式戦におけるプレイルールについては、2021年度ルールをベースに2項目について改訂を加えました。

改訂項目には(改訂)の記載をいたします。

 

プレイルールは以下の通りです。

 

基本ルール

・選手間の距離(改訂)

選手同士は7m以上離れて競技を行います。

ラインテープの両端で7mとなります。(下画像参照)

ラインテープを踏む、足が潜り込んだ状態を継続してプレイすることは7m未満で連続して競技を続けているとみなし審判より注意アナウンスを行います。

2回目の注意アナウンスが発生毎に、30ptの減点となります。

 

例:3回目の注意アナウンス=60pt減点

 

・競技時間

5分間のランニングタイムで行います。

 

・試合前のウォーミングアップ

試合前に、1分間のウォーミングアップを行います。

 

・試合中の休憩

試合中に1回のみ、落球が発生したタイミングで任意に1分間の休憩を取ることができます。

休憩中は競技時間の計測を止めます。

休憩中に、審判に対しペアそれぞれのアタック回数の確認を行うことができます。

その他項目の確認をすることはできません。

 

・競技の開始と終了

競技開始:審判がスタート音を流し、スタート音終了後から競技開始とします。

競技開始タイミングはバモスの「バ」が発声された時点からを競技の開始、各種カウントを有効といたします。

競技終了:5分経過後、審判から終了の合図を出した時点で競技終了とします。

 

・落球の判断

①ボールが地面に着いたとき

②ボールが選手、観客、審判の身体に触れたとき

③ボールが障害物(テント、ネット、椅子等の設営物)に触れたとき

上記に該当しながらもラリーが継続された場合は落球をカウントし、ラリーの中止を求めない可能性があります。

 

・使用ボール

日本フレスコボール協会公式ストアにて販売しているJFBA大会公式フレスコボール専用ボールを使用します。

https://store.frescoball.org/items/3318434

 

・競技中のボール保持

競技開始時、ラリーに使用するボール1球以外にプレイヤーがボールを保持することを禁止します。

また競技に使用するボールはボーラーから配給されたもののみといたします。

落球してコートに落ちているボールをプレイヤーが拾って使用することは認めません。

ボーラーからの配給時に取り損ねたボールを拾う行為のみ認めます。

 

・ボーラー(競技中にボールの配給、回収をする役)

原則、出場ペアが任意のボーラー1名を事前に指定します。

どうしてもボーラーを事前に決めることができなかった場合のみ、JFBAへ事前申告しJFBAが斡旋をいたします。

 

・ボーラーの位置(改定)

ボーラーの位置は審判の視認性確保の観点から、審判団と向かい合った位置を指定します。

出場選手のどちら側から配給を行うかは任意で構いません。

 

・服装

指定する条件はありません。

 

・表彰

男子カテゴリ:上位3組

女子カテゴリ:上位3組

ミックスカテゴリ:上位3組

ファッション賞:1組

ベストラリー賞:1組(改定)

上記を基本として、大会によってその他の特別賞を設ける可能性があります。

 

採点

ペアの得点は、以下の項目の合算で算出いたします。

 

・総打数点

ラケットにボールが当たった数から落球数を差し引いた数の得点

1打=1pt

1落球=-1pt

の合算

※同一人物が1人で連続して2回以上ラケットに当てた場合は、1回目のみカウントします。

 

・落球点

ボールを落とした回数を参照し加算される得点(最大300pt)

※加算される得点は以下の表を参照

落球回数が30回に到達した時点で、競技時間の経過にかかわらず競技を強制終了とします。

 

・アタック

ラリーの強弱、フォームによっていずれかがディフェンスと判断できるラリーをペア間で相対的に判断し加点

1打=2点

①腕を振り抜き、しっかりとフォロースルーがある打球

②打ち返した打球が、前の打球よりも速度のある打球

上記を満たす打球をアタックと定義します。

※上記条件を満たせば、フォアハンド・バックハンド問わずアタックとしてカウントします。

※上記定義に従い、アタックをアタックで返す=2球連続でアタックとして判断されるということは無いものとします。

 

・アタックバランスポイント

ペア両者の各アタック回数と、ペア間のアタック回数の差をもとに、以下の式で算出したポイントを加点します

計算式:(少ない方のアタック数 ÷ 多い方のアタック数)×(ペアの総アタック数 ÷ 2)

※少数点は切り捨てます。

 

選手Aのアタック数:50

選手Bのアタック数:100

(50 ÷ 100)×(150 ÷ 2)=37.5

少数点を切り捨て、37点が加点されます。

・アタックボーナス

ペアの総アタック数が200を超えていた場合、201打以降のアタック数に対して従量加算される得点

総アタック数に応じて以下の通りに加算ptが変動します。

 

算出方法

総アタック数201〜230

→201打目含むアタック数1×1pt

総アタック数231〜

→231打目含むアタック数1×2pt

 

A×Bペアの総アタック数=251

201〜230=30pt

231〜251=42pt

計:72pt 加算

 

・インプレッションポイント(改訂)

2つの項目に分け、それぞれに対する印象点を審判4名が総合的に1〜5段階で評価します。

本項目の、改定前との総合得点の差はございません。(最大200pt)

評価軸をより明確にする為の改定となります。

 

①アタックインプレッション

評価軸

・アタックのダイナミックさ、力強さ、スピードなど

採点方法

審判4名の1〜5段階評価×5pt(最大100pt)

例:

審判1→評価3

審判2→評価4

審判3→評価4

審判4→評価3

(3+4+4+3)×5=70pt

 

②テクニカルインプレッション

評価軸

・攻守のスイッチの美しさ、スムーズさ、タイミングなど

・自然なラリーの中で生まれるテクニカルなプレイ(例:バックアタック、股抜き、背面打ち、ディフェンスのファインプレイなど)

・ラリーの安定感

採点方法

審判4名の1〜5段階評価×5pt(最大100pt)

例:

審判1→評価2

審判2→評価2

審判3→評価1

審判4→評価1

(2+2+1+1)×5=30pt

 

以上の項目の合算でペアの得点を算出いたします。

 

大会エントリー時の追加項目

2022年度より2つの年齢レンジ表記を設けます。

これは大会順位・年間ランキング・日本代表選考に影響があるものでは無く、幅広い年齢層が同じ大会で同じ土俵で競技できるフレスコボールだからこそ、年齢レンジ内での活躍や参加状況を可視化することを目的とした要素です。

年齢レンジ以外に実年齢を公開することはございません。

 

年齢レンジ区分け

①ユース

〜18歳

②シニア

51歳〜

 

出場タイムテーブル、大会結果、年間ランキング表に記載いたします。

シーズン終了後に、年齢レンジ区分け別のランキングを発表いたします。

日本代表選考に係るものではございません。

 

2022年度大会スケジュール

すでに公式戦開催地募集に関するプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000039815.html)でも発表いたしましたが、2022年度大会スケジュール「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2022」は6大会を予定しておりました。

その上で、JFBA内での厳正なる開催地選考を経て、大会数は以下の通り「7大会」と変更し、一年間の大会運営を行ってまいりたいと考えております。
詳しい開催地発表は、12月28日(火)を予定しております。

 

公式戦全7大会

①2月11-12日

フレスコボールオキナワカップ2022@沖縄県国頭郡恩納村リザンシーパークホテル谷茶ベイ プライベートビーチ

②4月

地方開催(開催地応募があった中から選出した地方)

③5月4-5日

フレスコボールオダイバカップ2022@東京都港区お台場海浜公園おだいばビーチ

④7月

地方開催予定 (開催地応募があった中から選出した地方)

⑤8月

地方開催予定(開催地応募があった中から選出した地方)

⑥9月

地方開催予定(開催地応募があった中から選出した地方)

⑦10月

フレスコボールジャパンオープン2022@千葉県千葉市稲毛海浜公園いなげの浜

 

・12月

ブラジル選手権へ日本代表選手を派遣(予定)

 

※2021年12月時点。開催時期と場所は、いずれも変更になる可能性がございます。

 

スピードガンを導入した試験的大会実施の可能性

2023年度以降を見据えた取り組みとして、ブラジルルールの一つにあるスピードガンによる速度計測で得点を算出する方法に基づいた大会の実施を検討しております。

現段階では、スピードガンの仕様確認、精度と採点システムとの連携可否を模索している段階です。

2022年度での公式戦導入の可能性は無いものの、進捗によっては試験的な大会実施も考えております。

本件については、進捗に合わせて追ってご報告いたします。

必ず実施されることをお約束するものではないことをご理解ください。

 

2022年度日本代表選考方法

日本代表選手は以下の基準で選出いたします。

 

男子・女子カテゴリ

①フレスコボールジャパンオープン2022各カテゴリ優勝ペア

②フレスコボールジャパンオープン2022各カテゴリ優勝ペアを除く、各カテゴリ年間ランキング上位4名2組

・公式戦全6(もしくは7)大会中3大会の総得点の合算でランキングを形成します。

・3大会以上出場している場合は、得点の高い順から3大会分の総得点を合算します。

・2大会以下の出場の場合も年間ランキング表に記載しますが、日本代表選考基準は満たしません。

・出場大会の指定はしません。いずれの公式戦も選考基準対象とします。

 

ミックスカテゴリ

①フレスコボールジャパンオープン2022ミックスカテゴリ優勝ペア

②フレスコボールジャパンオープン2022ミックスカテゴリ優勝ペアを除く、各大会得点上位2組4名

・出場ペア単位でランキングを算出します。

・年間ランキングは大会毎の総得点の合算ではなく、出場大会問わず1大会において獲得した「総得点が高い順」で①にて選出されたペアを除いた2組4名を日本代表として選出いたします。

・同一ペアの結果は最高得点のみを参照します。

・同得点で並んだ場合には、当該ペアが他大会でも出場しているか否か。出場していれば、次点となる得点を参照し高い方を日本代表とします。

 

 

以上の内容で、FRESCOBALL JAPAN TOUR 2022を運営いたします。

来年もさらなる競技レベルの飛躍を期待し、そして競技人口・認知の拡大に努めて参ります。

 

何卒よろしくお願いいたします。

 

■お問い合わせ

一般社団法人日本フレスコボール協会

電話番号:03-6304-3295

メール:contact@frescoball.org