早いもので2020年もまもなく終わろうとしています。
2020年は選手も運営側も昨年想定していたような活動ができず歯がゆい一年であったかと思います。
しかし、そのような中でもソーシャルディスタンスを保ちながら楽しめるスポーツとしてかつてない脚光を浴びることができ、飛躍的な認知拡大を実現できた年でもありました。
また限られた大会数ではありましたが、昨年とは比にならない程に競技レベルの底上げと国内トップクラスの選手達のスキルアップを目の当たりにすることができました。
2021年に向けて、さらなる発展への努力をお約束するとともに新たなステージを創り上げられるよう尽力いたします。
本記事では、2020年のフレスコボールを振り返り、誠に勝手ながら各部門ごとにフィーチャーし表彰を行いたいと思います。
表彰される方はあくまでその代表であり、フレスコボールに関わってくださったすべての皆様に感謝を抱いておりますことをご理解くださいませ。
部門は、JFBA年間最優秀ペア賞(Most Valuable Pair)・JFBA年間最優秀個人賞(Most Valuable Person)・ベストラリー賞・新人賞・優秀クラブ賞・ビオレUVアスリズム賞となります。
JFBA年間最優秀ペア賞(Most Valuable Pair)
年間通して組み大会出場したペアの中で、戦績含め最も活躍・感動を与えたペア1組に贈られる賞です。
▼受賞理由
おそらく2020年出場全ペア中、最も爆速ラリーを体現した2人(おそらくというのは正確に計測をした結果ではない為)。
ヨコハマカップの登場からオオクラカップまで年間通してそのスピードラリーで他選手達を圧倒しました。
また現行ルールに対するアンチテーゼともとれるようなテクニカル項目に傾倒しないプレイスタイルは、ブラジルへの強い意志と競技としてのフレスコボールの原点回帰を提示しました。そのブレない芯を最も評価し表彰させていただきます。
▼受賞理由
特に西日本での普及・競技拡大が顕著であった2020年。九州を拠点に、四国・関西と様々なクラブ同士の繋がりが強固になったその影には芝選手がいました。多くの選手が芝選手を目指し憧れ、その期待に応えるべく各地での指導や大会の企画サポートなど多岐に渡る活動の中、めざましテレビ「きらビト」への出演などメディア露出でのインパクトも大きくこの男をおいては他にいないであろう一年だったと思います。
ベストラリー賞
倉茂孝明(くらしげたかあき)× 赤塚康太(あかつかこうた)
2020年9月19日(土)ビオレUVアスリズムフレスコボールジャパンオープン2020出場時
▼受賞理由
昨年の覇者である両名。シーズン初戦、ヨコハマカップでは思うようなパフォーマンスができず苦しい立ち上がりだった2020年。
重圧や鬱憤や希望や無心や…様々な感情の一切が詰まったラリーがこの舞台を用意したのか。大会出場全ペアで唯一プレイ中に音が止まるという音響トラブルに見舞われ全くの無音の中、二人の打球音のみが鳴り響きボルテージが次第に上がっていくこのビッグラリーは圧巻でした。
これぞショーマンシップを内包したアスリートによる至高のラリーとして表彰させていただきます。
新人賞
JFBA主催大会への出場歴が2年未満の選手の中で、活躍が顕著であった方に贈られる賞です。
▼受賞理由
昨年7月ミウラカップ2019が公式初参戦だった青木選手。昨年はランキングや戦績を問うというような位置ではありませんでしたが、今年蓋を開ければ女子・ミックスでの2カテゴリでの日本代表選出。ミックスカテゴリにおいては単独首位という飛躍。
また新星がフレスコボール界に生まれました。来年以降のさらなる活躍に期待しています。
▼受賞理由
昨年大学生として在学中にフレスコボールを始めた杉村選手。GVKに所属し関西を中心に活動しながらも、全国各地に飛び回りフレスコボールというスポーツを各地の学生達に布教し、フレスコボール学生コミュニティの中心人物として様々な企画提案を続けている選手です。
杉村選手の影響を受けてフレスコボールを始めた方達も多数。
間違いなく今後のフレスコボール界を支える一人となるでしょう。協会としても互いに協力していきたいと考えています。
優秀クラブ賞
瀬戸内フレスコボールクラブ(SFC)
ビオレUVアスリズム賞
田村沙希(KFC)
別役絵里(KFC)
▼受賞理由
今回はフレスコボールオオクラカップ2020にて実施したビオレUVアスリズムフレスコボーラーアンケートにお答えいただいた選手から選出いたしました。
アンケートにお答えいただいた皆様の中でも、年間最もビオレUVアスリズムを愛用していることが認められたこの両名を表彰させていただきたいと思います。
これからもその美しいお肌を守り続けていただきたいと思います。
以上が、FRESCOBALL AWARD 2020の全受賞者となります。
おめでとうございます。
冒頭でも述べましたが、フレスコボールに関わってくださったすべての皆様に感謝しております。
コロナ禍は続き、来年もウイルスと共存しながらの運営となることはおそらく避けられないでしょう。
しかしどのような形であっても可能性を追求することをお約束いたします。
ご不便、ご迷惑をお掛けすることも多々あるかとは思いますが、皆様と共に来年もフレスコボールというスポーツを育てていければ幸甚です。
今年一年ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。