日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

「FRESCOBALL JAPAN TOUR 2025」最終戦、『フレスコボールジャパンオープン2025in大蔵海岸』が、2025年9月13-15日に兵庫県明石市・大蔵海岸で開催されました。

大会初日の天気予報において強風が予想されたため、選手の安全とベストパフォーマンスを最優先とし、急遽「予備日」を活用した3日間での大会運営といたしました。
参加選手の皆さま、関係者の皆さま、ならびに大蔵海岸管理事務所のご理解・ご協力により、無事に全試合を実施できましたこと、心より感謝申し上げます。

今シーズンからは、新たなスピードガンシステム「HAYABUSA Pro」を使用した「TOP Div.」と、従来ルールでの採点による「2nd Div.」の2部門制での開催となり、これまで以上に熱く、多彩な戦いが繰り広げられました。

そんな、各ペアのシーズン集大成となった「フレスコボールジャパンオープン2025in大蔵海岸」、見事入賞を手にした選手の皆様を紹介していきます!

 

■TOP Div.
男子カテゴリ入賞者

最高得点「25,070pt」を叩き出し、見事優勝を収めたのは 宮脇勇輔×岸田直也ペア! ブレのないショットと、わずかにズレたとしても即座にカバーし合う連携力の高さで、息の合ったロングラリーを繰り広げました。休憩後もペースを崩さず、ラスト大会で堂々とシーズン最高得点を更新。大会前の「シーズン最高得点を出しますよ」という宣言を有言実行し、会場を大いに沸かせました。2位の 山下祥×本田裕典ペアは、 低い重心から繰り出される高速ラリーは見応え十分。どんな球も“絶対に落とさない”という強い意志が伝わるプレーで、飛び込みながらも正確に打ち返す集中力が光りました。地元・大蔵海岸でのホーム戦で、スピード感ある攻めを見せ、堂々の準優勝を飾りました。 3位の 赤塚康太×外山裕次ペアは、 攻撃の切り替えが非常にスムーズで、ラスト1分には一段とギアを上げた圧巻のスピードラリーを披露しました。シーズンラストにふさわしい迫力あるプレーで、観客を魅了しました。

1位
宮脇勇輔×岸田直也 25,070pt

2位
山下祥×本田裕典 18,099pt

3位
赤塚康太×外山裕次 15,604pt

女子カテゴリ入賞者

今シーズン5回目の優勝を果たしたのは 落合真彩×大和地未沙子ペア! スタートから一気にトップスピードへと持ち込み、序盤から会場を沸かせました。重心を低く保ちながらも力強く、そして正確なショットを連発。休憩後にはさらにスピードを上げて圧巻の安定感を見せつけました。今シーズンを象徴するような完成度の高いプレーで、堂々の優勝です。 2位の 鈴木麻衣子×宮山有紀ペアは、 リズム感のあるプレーと体幹の強さが光り、安定したラリーを展開。前半はロングラリーで試合の流れを作り、後半は一転して攻めのモードにギアアップ。TOP女子カテゴリの中で最少落球数という抜群の安定感で、自己ベストを更新しました。 3位の岡井花子×松本沙耶香ペアは、 安定感のあるプレーとテンポの良さで最後まで落ち着いた試合運びを見せ、上位をキープ。確かな実力を感じさせる存在感あるラリーで、観客を魅了しました。

1位
落合真彩×大和地未沙子 14,786pt

2位
鈴木麻井子×宮山有紀 14,688pt

3位
岡井花子×松本沙耶香 9,427pt

 

ミックスカテゴリ入賞者

優勝を制したのは 赤塚康太×宮山有紀ペア! スタートから力強くテンポのあるラリーを展開し、序盤から安定感抜群のプレーを披露。スピードを上げてもブレないショットと、互いに攻め合うアグレッシブな姿勢で試合を通して主導権を握りました。終始ハイレベルなラリーを見せつけ、堂々の優勝です。 2位の 岸田直也×落合真彩ペアは、 低めの打点から繰り出される高速ラリーと抜群の安定感で試合をリード。カバー力も光り、プロマッチ最小となる落球4・減点なしという完璧なプレーを披露しました。ペアとしての呼吸もぴったりでした。 3位の 大和地亮太×大和地未沙子ペアは、 前半からリズムのあるラリーを展開し、後半にはさらにスピードと安定感が増していく“覚醒”のようなプレーを披露。休憩後に一気にギアを上げた集中力と連携力で、見事に表彰台を獲得しました。

1位
赤塚康太×宮山有紀 24,393pt

2位
岸田直也×落合真彩 23,319pt

3位
大和地亮太×大和地未沙子 14,601pt

■2nd Div.
男子カテゴリ入賞者

※写真:1位、3位代理選手

フレスコボール関西GVKの 竹田和也×松岡厚志ペア が見事優勝! ペア練習の時間がなかったと話していたものの、それを感じさせない安定感あるプレーを披露。互いを思いやる丁寧なラリーで、見事なロングラリーを連発しました。息の合ったプレーで堂々の優勝です。 2位の小笠原仁志×薗崎正ペアは、 安定感を発揮し、ロングラリーを多く展開。休憩後にはスピードをさらに上げて勢いを増し、落球もわずか9と高い完成度を見せました。粘り強さと精度の高さが光る試合運びでした。 3位の 奈良県立大学フレスコボール同好会の 橋本啓×小嶋宏明ペアは、 力強いショットを武器に、強風の影響があった1日目でも安定したラリーを展開。ディフェンス面でも堅実さが際立ち、堂々と上位に食い込みました。

1位
竹田和也×松岡厚志 1,208pt

2位
小笠原仁志×薗崎正 1,173pt

3位
橋本啓×小嶋宏明 1,069pt

女子カテゴリ入賞者

中学生ペアの大屋瑞希×岡本千聖ペアが2大会連続で優勝!前大会のリクゼンタカタカップからさらにスコアを伸ばし、落球数も減って安定感抜群のラリーを披露。序盤から勢いのあるプレーで会場を沸かせました。勢いそのままに、今後の活躍にも大きな期待が集まります。2位の松村美穂×渡邉素江ペアは、最後まで粘り強くラリーをつなぎ、攻めの姿勢を維持しながらも安定したプレーを見せました。「入賞目指して頑張ります!」という意気込み通り、集中力あふれる戦いでした。澤有希×三枝由紀子ペアはバランスの取れたアタック数で安定感のあるラリーを展開し、丁寧にボールをつなぐプレーが光りました。互いに息の合ったラリーで試合を盛り上げ、安定感のあるプレーで見事3位入賞です。

1位
大屋瑞希×岡本千聖 1,152pt

2位
松村美穂×渡邉素江 1,072pt

3位
澤有希×三枝由記子 1,060pt

ミックスカテゴリ入賞者

優勝を果たしたのは松井芳寛×山本朋世ペア!オオクラカップの2nd Div.最多総打数442、落球5ととても安定したラリーを見られました。2位の中澤光×中澤彩香ペアはトップと12点差と僅差ながらも、安定感あるプレーで堂々の準優勝。今シーズンは8大会中2度の優勝と実績十分で、オオクラカップでもその強さをしっかりと示しました。3位の間部秀夫×間部知香ペアは、夫婦ならではの息の合ったプレーで、安定感のあるラリーを展開。丁寧ながらも力強いショットでリズムよく試合を進め、ブレないテンポで最後まで試合を支配しました。

1位
松井芳寛×山本朋世 1,303pt

2位
中澤光×中澤彩香 1,291pt

3位
間部秀夫×間部知香 1,232pt

■特別賞
JFBA・ベストラリー賞

小笠原仁志×薗崎正

まさに“これぞベストラリー”と呼ぶにふさわしい、熱量と気迫に満ちたラリーを披露してくれました!
一球一球に込められた想いがダイレクトに伝わってくるような、魂のぶつかり合い。ラリーを終えた瞬間に見せた力強いガッツポーズは、まさに「やり切った」証であり、観る者の心を深く揺さぶりました。常に声を掛け合いながら高い集中力を維持し、緊張感あふれる展開の中でも一切気を抜かずにラリーを展開。特に終盤の超ロングラリーは、選手と観客が一体となり、会場全体でラリーを作り上げていました!

リードオフジャパン・ファッション賞
井上和樹×山本侑吾

お仕事着で揃えた井上和樹×山本侑吾ペアがファッション賞を獲得!
仕事仲間ともさらに仲良くなれるフレスコボール!「一回の飲み会よりも、一回のラリー。」コミュニケーションデザインスポーツをまさに体現してくれたコスチューム&ラリーでした!ラリー中も常に明るく見ていて一緒に楽しくなるラリーを披露してくださいました。

協賛「リードオフジャパン株式会社」様からは、「ズブロッカ アップルズー」が贈られました。おめでとうございます!

 

スポーツデポベストラリー賞 2組
青田清×青田芳子

大蔵海岸のシンボル、青田夫妻が心温まるラリーを披露し、スポーツデポベストラリー賞獲得です!
早朝から大蔵海岸に生い茂る雑草を抜いて、きれいな大蔵海岸でフレスコボールが出来ているのは青田さんのおかげです!落球をわずか14球に抑えるという熟練の安定感を発揮し、心地よいテンポと呼吸の合った美しいラリーを展開。長年積み重ねてきた経験と絆がそのまま表れたような、味わい深いラリーでした。そして得点は、まさかの“777点”という縁起の良すぎるスコア!プレーも人柄も温かく、まさに大会を象徴するようなおふたりの活躍でした。

池田優子×池上未奈水

ラリーが始まる前から、会場は温かな空気に包まれ、期待と優しさに満ちた雰囲気の中で、「池田優子 × 池上未奈水」ペアが登場。楽しさと感動が溶け合う、心温まるラリーを披露し、見事「スポーツデポベストラリー賞」を獲得しました!大会出場を決めるまでの思いや、日々の練習に取り組む姿を知る人々にとって、お二人のプレーはより深く胸に響いたはずです。なによりも印象的だったのは、心からフレスコボールを楽しむ様子。それは、ただ上手いだけではなく、お互いを信頼し合いながらプレーを楽しむ姿であり、観ている人々にも自然と笑顔が広がっていきました。“心に残る最高のラリー”でした。

以上が大会入賞者紹介となります。「年間表彰」は後日改めてアップさせて頂きます!今シーズンは「TOP Div.」「2nd Div.」の選択制を導入し、さらに「TOP Div.」ではスピードガンを用いた得点集計システム“HAYABUSA Pro”を新たに運用開始。競技性と魅せる楽しさの両面で、これまで以上にフレスコボールの奥深さが感じられるシーズンとなりました。出場されたすべてのペアが、それぞれのスタイルで“つなぐ”ことの素晴らしさを体現し、どの試合も熱く心に残るものばかりでした。これからもフレスコボールを通じて、日々の中に新しい挑戦や豊かさを感じていただけるよう、協会スタッフ一同、尽力してまいります。

最後になりますが、試合がある中で運営にご協力いただいた選手の皆さま、大会を盛り上げてくださったMC・アンバサダーの皆さま、そしてフレスコボールに関わってくださったすべての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。1年間本当にありがとうございました!また来年もどうぞよろしくお願いいたします!

■お問い合わせ
一般社団法人日本フレスコボール協会
ディレクター 平山鈴苗
電話番号:03-6304-3295
メール:contact@frescoball.org