日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

〈本記事のポイント〉
・フクマカップにおいて、スピードガン位置を変更したことによるスピードガン低減の可能性が認められた。
・次大会のミウラカップからは、従来の位置に戻す対応を行う。
・フクマカップにおける結果は公式記録として扱い、得点補正等の措置は行わない。

先週末の『フレスコボールフクマカップ2025』において、選手からの提案を受けて、先日のブラジル大会を参考にしたスピードガン位置に変更をいたしました。具体的には、選手間の真後ろではなく、右後方に移動させ、選手とボールのレーダー感知の重複を避けたい意図からもJFBAとして、この変更を実施いたしました。

その一方で、試合を終えた複数の選手から「従来より球速が出ていない」という声をいただき、大会終了後に協会内で検証・検討を行った結果、ご指摘のとおりの「球速低減」の可能性が認められましたので、ここにご報告すると共に、深くお詫び申し上げます。このたびの運用によって、貴重な一大会において、選手の皆さまの結果に影響を及ぼしてしまったこと、誠に申し訳ございませんでした。

なお本大会の結果は公式記録として扱い、得点の補正等は行わず、次回大会から従来の位置から計測を行うことにいたします。ご迷惑をおかけして恐れ入りますが、ご了承いただけますと幸いです。

〈検証結果詳細〉
スピードガン(Stalker Pro Ⅱ)の特性から、スピードガンと計測対象物の角度が生じることで、計測球速に誤差(=速度の低減)があることが判明いたしました。具体的には「角度が開くにつれて、速度が低減する」という特性になります。

このようなことから、位置を変更した場合には、以下図のように「右打ち/左利き」や「バックアタック」「逸れたボールへの対応」等によって角度による誤差が大きくなってしまうことがわかります。

スピードガンの追加機能によって角度の補正をした上で計測することもできますが、それを用いずに「0度で計測」を行うことが、性能上は最大限正しい球速記録につながり、すべての選手に公平であるという判断から、『FRESCOBALL JAPAN TOUR 2025』の以降の大会では従来の位置(ペア同士を結ぶ線の真正面)にスピードガンを設置する方針といたします。なお2026シーズン以降の運用は、改めて検討をおこないます。

また本大会を踏まえた「年間ランキング」については、本事象とは別の視点で審議を行っているペアがおり、その結果が出てからの発表を予定しております。今しばらくお時間をいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

■お問い合わせ
一般社団法人日本フレスコボール協会
電話番号:03-6304-3295
メール:contact@frescoball.org