あの熱戦から早くも2週間が経ちます。
遅くなりましたが本年度最初の公式戦「フレスコボールオキナワカップ2021」の入賞者をご紹介いたします。
ペアとしての見栄えの良さを評価するファッション賞。
プレイも重要ながら、組む二人が楽しんでいる様をアピールする方法としてお揃いのウェアでオシャレするという方法もフレスコボールには存在します。
二人のキャラと相まって仲睦まじい可愛いファッションでした。
受賞おめでとうございました。
大会直前で急遽組むことになったペアながら、新城選手の攻めたアタックとディフェンスに大川選手も懸命にそして上手く応えビッグラリーを実現。
総打数中のアタック比率が高かったことで3位入賞。
こういった急遽組んだペアでもケミストリーが起きるのがフレスコボールの醍醐味です。
3位入賞おめでとうございました。
恐らく大会中最も迫力とスピードあるラリーの応酬を繰り広げたこのペア。
東京↔福岡間の遠距離ペアかつ初めて組んだペア、しかも初戦。
ペアとして万全とは言えない中でも魅せるラリーを実現できたのは、二人の日々追い込み磨き上げた身体能力が成し得たものでしょう。
後半の落球に苦しみ惜しくも2位でしたが、今後非常に楽しみなペアです。
昨年度からのペア続行。熟練・成熟・巧緻を極めたと言っても過言ではなかった本大会のラリー。
対して斉藤選手は、これまで存分に発揮してきた正確性に加え本年度は大胆さも加わりワンステージ上に登った印象を強く受けました。
すべてのパラメーターを不足なく網羅しているこのペアだからこそ、攻めのプレイでありながら落球4という結果を残せたのでしょう。
優勝おめでとうございました。
昨年度に引き続きペア続行の新城美樹×大和地未沙子ペア。
昨年後半は怪我に苦しみ悔しい想いをした新城選手の涙がすべてを物語っていました。
思いやりのスポーツという言葉に最もふさわしい、友情が得点として具現化しているペアでしょう。
大和地選手の肉体改造もペアとしての成長に大きく貢献しているかと思います。
3位入賞おめでとうございました。
2年連続女子カテゴリ首位のディフェンディングチャンピオンペア。
高い技術と熱量をもって関西を牽引する二人でしたが、序盤の落球数により自分達のイメージしたラリーを崩してしまったか。
しかしフレスコボールにおけるジェンダーレスを1打1打で証明するかのごとく打ち込む宮山選手のアタックは協会垂涎。
それを当たり前のごとく受け止め返す風味選手のプレイで行き交うボールは会場にいるすべてを魅了しました。
昨年一年間選手としての影は潜め裏方に徹した落合選手。
しかしその間もふつふつと燃やし続けていた青い炎はBLUEMANの最重量ラケットを通して本大会でその火の手を上げました。
昨年度のシンデレラ的存在、青木沙耶香選手とのコミュニケーションの行き届いた力強いラリーは他とは一線を画していました。
本年度の最強ペアと成り得るか。ペアの成熟が非常に楽しみです。
優勝おめでとうございました。
ミックスカテゴリ
熟練のプレイヤーが見初めたのはまさかの高校生プレイヤー上野選手。
昨年ジャパンオープン初参加ながら堂々足るプレイを見せてくれました。
落合選手との掛け合いに遜色なく食らいつく姿勢にこれからの成長が非常に期待されます。
3位入賞おめでとうございました。
パワーvsパワー。五十嵐選手が遠慮無く打ち込める相手は稀有であり、その役を見事に成した青木選手の地肩とさらなる伸び代を感じるラリーでした。優勝ペアとは若干の落球差から連鎖する総打数・アタック数の差に泣き惜しくも2位でしたが日本代表同士のペアとして威風堂々たる姿は、その視線の先にブラジルがあることを周囲に知らしめたと思います。
関西フレスコボールの完成形にして現在進行系ペア。
テクニック×パワーが生み出すスリリングなラリーは互いの強靭なメンタルが支えているのではないでしょうか。
インプレッションポイントに確実にアピールしてくる岸田選手のテクニカルプレイと宮山選手のレーザービーム的アタック。
置きに行っては絶対に出来ないリスキーなプレイでも高得点で終えることができるのは、明石大蔵海岸の地で育んだコミュニケーションの成し得るものだと思います。
優勝おめでとうございました。
以上、フレスコボールオキナワカップ2021の全入賞ペアでした。
次回は5月前半開催に向け目下調整中です。
どうぞお楽しみに。