日本フレスコボール協会(JFBA) オフィシャルブログ

一般社団法人日本フレスコボール協会のオフィシャルブログです。フレスコボールは、地球の裏側ブラジルはリオデジャネイロ発祥の新感覚のビーチスポーツで日本では2013年に協会が設立されました。当ブログでは、日本のフレスコボールの情報はもちろん、世界各国のフレスコボール協会や団体、大会の情報も発信します!思いやりのスポーツ、フレスコボールにご注目ください。

本日2022年12月24日(土)に記者発表があった通り、日本フレスコボール協会ディレクターで、現日本代表選手である山下祥(フレスコボール関西GVK/関西フレスコボール協会会長)が、現・明石市長の泉房穂氏が新たに立ち上げた「明石市民の会」最年少として、市政に挑戦することが決まりました。

兵庫県明石市は、いまや日本有数のフレスコボールのメッカとなった場所。2019年に明石における普及が始まり、まさにその第一線を担っていたのが、山下祥と当時のペア弘田聖選手でした。地道な活動を続け、2020年には、JFBA公認地域クラブ「フレスコボール明石GPA」を設立。今では子どもからシニアまで全世代が集う90人近い日本最大級のクラブになり、フレスコボールだけに限らず、暮らしにおいても深く支えあう「地域コミュニティ」のハブとなっています。

明石市は、現・泉房穂市長が「子どもを核としたまちづくり」「誰ひとり排除しないまちづくり」を掲げ、日本有数の『子どものまち』として注目を集めています。泉市長は、来年4月に任期満了に伴い、自身の志を引き継いで市政に挑む候補者を公募し、当協会の山下祥が約50名の中から選ばれました。

■山下祥コメント

偶然にも「誰ひとり排除しないこと」は、自分が2019年に明石で普及を始める際に心に決めていたこと。大蔵海岸の練習時、ちょっとでも「フレスコボールをやってみたい」という目で自分たちを見ている人がいたら、練習を止めてでも声をかけ、一緒にラリーを楽しみました。そんなことを続けているうちに、気づけば大蔵海岸は日本有数のフレスコボールのメッカに。なにより、仲間の人生がどんどん好転していき、それが自分の何よりのやりがいに。やっているのは、もはやクラブづくりではなく、村づくり。もっとみんなの暮らしをよくしたい。その気持ちが、今回の市政チャレンジへの原点でした。明石市は、祖父母の家があって、幼少期にもよく過ごした場所。「子どものまち」という柱に加え、明石の魅力と自分の持ち味をシンクロさせ、「ビーチのまち」「スポーツのまち」という第2・第3の柱を築き、さらに魅力あふれるまちにできるよう、ベストを尽くします。

■JFBA会長 窪島剣璽コメント

この度、当協会のディレクター山下氏が「明石市民の会」最年少として市政にチャレンジすることになりました。彼は、ディレクターとしての協会業務のほか、フレスコボール現日本代表選手としても活躍しています。特筆すべきは、明石市・大蔵海岸を拠点とし、“思いやりのスポーツ”フレスコボールの普及・広報活動を通じて、子どもからシニアまでが共存する明石市民による90人規模の「やさしい地域コミュニティ」をゼロから形成し、まとめあげていること。一人でポツンとしている人がいたら、自分の練習を放り出してでも、その人の相手をするようなやさしい男で、仲間からの信頼も厚いです。当協会が当初から理念として掲げている「地域振興」を具現化・実行し、いまや日本最大のフレスコボールの聖地となっている明石市・大蔵海岸での活動は、まぎれもなく彼の功績によるもの。かねてより「明石のまちをもっと盛り上げたい」と語っていた山下氏。“思いやりのスポーツ”フレスコボールを通じて得られた経験をチカラに、明石市民の為にも頑張ってほしいと思います。当協会も応援してまいります。

■現・明石市長 泉房穂氏コメント

「明石市民の会」最年少の山下氏。期待しているのは、若い世代の声を市政に反映してもらうこと。「子どものまち」「ビーチのまち」「スポーツのまち」という、第2・第3の柱を持つことで、明石市はもっと魅力ある街になると感じています。特に大蔵海岸は、痛ましい事故が続き、決してそれを風化させてはならないと強く心に刻んでいる場所。一方で、ビーチサッカー国際大会やビーチバレー全国大会を開催できるほどにビーチの質・アクセス・眺望に優れ、選手や関係者からは非常に高い評価をいただき、「ビーチスポーツの聖地」として秘めている可能性をもっと引き出したいと、かねてから考えていました。大蔵海岸に限らず、明石はビーチの宝庫。言い換えると、「子どものあそび場」の宝庫です。子どもたちがビーチをはだしで駆け回り、すくすく育っていき、大人も明石に誇りを持っている、そんな未来づくりを彼に託したいと思います。目指すは、「東の湘南、西の明石」。山下氏はコピーライターでもあり、「言葉を伝えるプロ」。市政をわかりやすく市民に届けることにも長けた人間です。全力で応援します。

■”コミュニケーションデザインスポーツ” フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジルのリオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にリオ・デ・ジャネイロのコパカバーナビーチで考案され、現在は世界各地のビーチで親しまれるようになっています。
フレスコボールの最大の特徴は、向かい合う2人が競い合うのではなく、協力してラリーを続ける採点競技という点。一般に競技時間は5分間、7mの距離を保って試合を行います。協力してラリーを続ける様子から「思いやりのスポーツ」とも言われ、2022年12月現在、日本全国で22のJFBA公認地域クラブと1の公認学生団体が設立され、フレスコボールを通じた地域コミュニティが形成されています。
日本フレスコボール協会は、このスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらうために2013年に設立され、2025年までに日本全国47都道府県で地域クラブ設立を目指して積極的に活動を行っております。

■お問い合わせ
一般社団法人日本フレスコボール協会
広報担当
電話番号:03-6304-3295
メール:contact@frescoball.org